バイオリンの弓野芥以上に関する雑学的知識と推察

Written on 2013年9月12日 – 7:19 AM | by admin |

 大バッハの『無伴奏バイオリンソナタ・パルティータ』を多くの名演奏家が弾いているのを聴いて気がついたことがあります。

例えばパルティータ第二番最終楽章の「シャコンヌ」の冒頭は、音だけ聴いていると分散和音で始まります。

しかし譜面を見ると、その和音は一気に弾くように書かれています。

しかしバイオリンの構造上の問題で、分散和音にするしか方法がないのです。

その点この曲をギターで弾いている演奏家は、譜面の通り和音を一気に弾いています。

 もしかすると、と想像をたくましくすると、バイオリンの弓はバッハの時代、現在の弓とは違って糸鋸のような形状になっていた可能性はないでしょうか。

そして弓の貼り方も緩く。

そうすると角度をつけてセッティングされている4本の現を、すべて同時に弾くことが可能になります。

とすれば当時この曲を弾いた演奏家たちは、分散和音ではなく和音を一気に弾いていたことになる。

 なにぶん古楽器の知識がないので想像の範囲でしか考えることができません。

しかし現代のバイオリンと弓が当時も同じ形状だったとしたら、大バッハは「シャコンヌ」の冒頭を分散和音で記符したのではないでしょうか。

雑学的推測と言ったところですが、この想像はかなりあたっていると考えています。